ドリーム小説
離れて分かる気持ち―Vol.4―
がロイの執務室から出てくるのを見かけたアキストは、に話しかけようとして駆け寄った。
「あの、さ・・・!?」
「っ!」
二人とも驚いて顔を合わせた。は突然現れたアキストに驚き、アキストはが泣いてることに驚いたのだ。
「ぁ・・・えっと・・・」
「アキスト少尉・・・ごめん、話があるなら後にして・・・」
「は・・・はい、わかりました・・・」
そう返事するしかないアキストは頷いた。それを見てからはまた何処かへ走ってしまった。
「・・・」
ロイの執務室を睨み付けてアキストはロイの執務室のドアを叩いた。
「入れ、開いている」
声が聞こえたのを確認してから中へと入っていった。
「また書類か何かか・・・?」
「いいえ、違います」
「アキスト少尉・・・」
ロイは驚いたようにアキストを見ると、アキストはそれに構わず中へと入ってロイの机を叩いた。
「マスタング大佐!!貴方はさんに何をしたんですか!?」
「・・・君には関係のないことだ」
の名前が出た途端、ロイはアキストから視線を逸らして態度が冷たくなった。
「関係あります!さんは俺が護衛するべき人・・・その人を傷つけることをしたなら俺は・・・」
「何だというんだ?」
言うと同時にロイはアキストを睨み付けた。一瞬、それに怯みそうになったアキストだったが、すぐにキッとロイを睨む。
「たとえ・・・大佐である貴方でも許しません」
「それは怖いな」
まるで馬鹿にするようにロイは言い放った。
「貴方は!!どれだけの人を・・・女性を傷つければ済むんですか!!しかも、さんは貴方の上司であり、戦友でもある・・・以前そうやって楽しそうに話してくれました」
「・・・」
「さんは・・・マスタング大佐を大切に思ってる・・・唯一弱音が吐ける場所だと・・・」
「・・・がか?」
その言葉にはロイも驚いてアキストを見た。
「えぇ、そうです!貴方は・・・貴方ならさんを分かっていると思っていたのに。傷つける様なことはしないと思っていたのに!!」
「アキスト少尉・・・」
「信じた俺が馬鹿でした。今後一切さんには近づかないでください」
「な・・・」
「さんが会いたがっても俺がさせません。何が何でも・・・」
その時のアキストの目は怒りに満ちていてロイは怖いと思った。もしかしたら、アキスト少尉はに上司と護衛ではない何かの感情を持っているのではないかと・・・。
「では、失礼します」
「待て、アキスト少尉!!」
ロイの止めの言葉も聞かずにアキストは部屋から出て行ってしまった。そのあと、呆然のしたロイは静かに椅子に座った。
「・・・私は・・・」
を傷つけたことは分かっていたが・・・私を信用していただなんて知らなかった・・・私に頼っていてくれたことに気付けなかった。
「何て馬鹿なんだ・・・」
今まで傷つけてきた中で一番傷つけたくない人を一番酷いやり方で傷つけた・・・。
何て私は・・・
愚かなんだろうか
あとがき
はいはいはい!!久々の更新ですよ〜(遅)
えぇ、今回はこれで最後になり、次からはセントラル編に突入です!!
2006.03.24
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