ドリーム小説

RUN






 何がんだか分からない!!





 「てか、この犬怖すぎだし!!」
後ろを振り向くと、疲れを知らないようにスピードを落とさずに追いかけてくる犬が居て、はまた走り出した。
「・・・ん!?このまま行くともう地上に着いちゃうし!!」
それはやばいと思ったは、どうしようかと考えていたが、此処は腹を括るしかないと思ったらしく、降りる足を止めて犬に身体ごと向けて構える。
「・・・」
落ち着いて犬の様子を見る。

























懐かしい感覚

足が覚えてる

私が陸上をしていたときのことを

私が走っていたときのことを

私が真剣だったことを

私が


あの人の子供だということを



























―ドクンッ―





犬が飛びついてきた瞬間、は体勢を低くして、犬の死角へと入って駆け出す。










―ドンッ―
 は、手すりなどを使って先程の何倍も早く走って上へと向かっていた。




















今の走りは何だ?






















 今の光景を見ていたヒル魔は疲れたのかと思われる女子が立ち止まったのを見て、助けようとしたが、犬・・・ケルベロスが飛び上がった瞬間、驚くほど早いスタートを切ってケルベロスから逃げていった女子の行った方向を見た。





「・・・ケケッ」





 何か面白いことを思いついたらしく、ヒル魔はそのまま特別展望台へと戻っていった。




















 息を切らして走っていると、人がいなくなったことに気が付いては立ち止まった。
「はぁっ・・・はぁ・・・」
とりあえず、氷を床に置いて息を整えようとする。
「っ、私・・・まだ走って・・・?」
自分がこんなに早く走ったことに驚いて呆然と座っていた。その時、手に当たった袋を見ると、その氷の半分近くが溶けていた。
「ぁれ、もうこんなに溶けてる・・・」
十文字達に食べさせる分は残るかな、と心配していると。















「何だぁ?この女」















 声が聞こえて上を向くと、白い学ランを着た男子がを見下ろしていた。


















あとがき
 はいはいはいっ!!
マガでも好調(?)なアイシールドを書いてますよ(笑)

                                 2006.03.24

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