黒い波 ―Vol.2―
最近、思うことがある
それは『人間』という生き物
何であそこまで争いはいけないと分かっていて争いを繰り返すのか
何で善悪を分けるのか
争うことがいけないこと
もし、本当にそう言うのならやめればいいのに
相手が悪いと言えば相手もこっちが悪いと言う
だったら善は?
ほら、どっちも悪でどっちも善じゃない
だったらさ・・・
『これは、我々に対する冒涜。そして、我々はそんな悪を倒す!』
『神への反逆は許せない!』
・・・そんな建前はいらない。本音を言っちゃいなよ?
『俺達は黒い欲望に従ってるだけだ』
を食事に誘って帰ってきたロイにハボックが話しかけた。
「あー、大佐?」
「何だ、ハボック」
「大佐とがどっか出かけている間に客人が来てましたよ?」
「私にか?」
「・・・まぁ、そうなんですけど、本命はらしいですよ?」
「私に??」
ロイの後ろで話を聞いていたが口を出す。ハボックは笑顔でに挨拶をしたが、ロイに阻まれた。
「どういうことだ?」
「まぁ、早く戻ってください。客人はずっと待ってるッスから」
ハボックは手を振りながらロイ達の前から立ち去る。ロイとは何だ?とお互いに視線を合わせてみたが、とりあえずその客人に会ってみようと思い、歩く速度を速めた。
ドアを開けると、ホークアイが立ち上がってロイに挨拶をした。
「ホークアイ中尉、私に用がある人は?」
「あ・・・こちらです」
知っていたことに驚いたのだろうか、一瞬止まったが、すぐにその客人のところへ案内をした。ホークアイが案内したのは、来客の人を待たせるための部屋。ドアをノックして中に入ったら、どうやらその人しかいなく、スッと立ち上がって敬礼をした。ロイは片手を挙げて敬礼をやめさせる。
「それで・・・貴方が私に何の御用で?」
「はい、自分はウィンス・ガブザリック。階級は少佐です。もともとセントラルにいたのですが、こちらに来ている・ファミリア大将の護衛にと指名されまして・・・」
「私の護衛!?」
「はい、こちらがその内容を詳しく書いた文章です」
ウィンス・ガブザリックがロイに封筒を渡した。驚きながらもロイは封筒の中の文章を読み上げる。
「ウィンス・ガブザリック少佐。汝はイーストシティに在住する・ファミリア大将の護衛に付き、大将の身の安全を確保することを命ずる・・・大総統キング・ブラッドレイ」
「「大総統!!?」」
何気なく読んでいたらとんでもない人物の名前が出てきてとロイは声を大きくして発言。それに驚きながらもウィンスはニコニコしている。
「えぇ、ですから、自分はこれから・ファミリア大将のお側で・・・」
「しかし、の側にはもうグレニス・ビゼクト少尉とキューザ・アキスト少尉の二人が護衛に回っている。もう必要は・・・」
「ですが、自分が聞いた話によりますと、スカーの事件で・ファミリア大将は酷い目に遭ったらしいではありませんか」
「っ!?」
「そして、もうこれは決定事項です。しかも、大総統の命令・・・しかたありませんね」
ウィンスは悔しそうに顔を歪めるロイの横を通ってに挨拶をする。
「初めまして、・ファミリア大将。自分はこれから貴女を護衛するように頼まれましたウィンス・ガブザリック少佐です。よろしくお願いします」
「・・・私は・ファミリア大将。貴方も知っているだろうと思いますが、国家錬金術師です。私の側にいるということは危険がかなり伴います。嫌でしたらすぐにやめていただいても結構です。大総統には私から・・・」
「いいえ、自分は貴女の側を離れません。絶対に・・・です」
―ゾクッ―
は、目の前にいる笑顔の青年が何か黒い気配を放った気がして息を呑んだ。だが、ニコニコとしながら手を差し出してくるので無視はいけないと思い、握手をした。
「そ・・・そうなんだ・・・」
「そうです。自分は、そのためにいるのですから」
相手も優しく握手をしてくれた。
「これからも・・・よろしくね、ウィンス少佐」
笑顔で挨拶をした。相手も笑顔だろうと予想をしながら顔を上げると。
「えぇ、こちらこそ・・・」
彼の笑顔は・・・の予想を少し違えていた。
違う点は・・・
笑顔が氷のように冷たいものだった
あとがき
はい!!
改装というか、合併して最初のUPですね♪
この話、なんとなく予想のできている人もいると思いますが、楽しみにしていてください;
2005.03.11
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