ドリーム小説

動き出すココロ ―Vol.3―



 大会が始まり、街の何処かに隠されている紙を探し始めていたとロイ。流石は軍人と言ったところだろうか、走りながらも冷静に話し合う。
「それで・・・その紙って何かヒントはないの!?」
「さぁな・・・私にも分からないが、こんな広い街にたった一枚をそのまま置いてあるはずはないだろう」
「なら、この大会の係りの人とかそういう人が持ってるとか!?」
「ありえなくはないな・・・それと、街の人が何か知ってるかもな・・・事前に協力をしてもらっているとか・・・」
「そっか。でも、どうやって?」










 そんなことを話していたら、達の目の前にグレニス少尉がいた。
「・・・グレニス少尉!もう怪我は平気なの!?」
さん・・・」
少し安心したようにグレニスがを見る。
「もう怪我は平気なの?」
「はい、さんが俺達を守ってくださったからです」
グレニスの言葉を聞いてが少しくらい顔つきになった。ロイは不思議に思って声をかけようとしたら、それよりも先にの言葉が聞こえてきた。
「私は・・・何もしてないわ。あなた達を巻き込んでごめんなさい・・・」
いつになく弱気なを見てロイはどうしていいのか分からなくなっていた。
「・・・俺達は、さんの役に立とうと思って側にいるんです。ですから、俺達に出来ることがあるのなら何でもしたいんです・・・どんなことがあっても、何かに巻き込まれても俺は・・・俺とアキストはさんの味方です。だから、そんなに傷付いた顔をしないでください・・・」
「グレニス少尉・・・ありがとう」
が力なく微笑み、気持ちを切り替えた。
「そういえば、何で此処に?」
「あ、この大会の手伝いです」
「それで、どんな手伝いなんだ?」
ロイがグレニスに聞いた。
「はい、この大会の紙を所有しています。我々がその選手と戦い、負けたらその選手に紙を渡すというシステムです」
グレニスが紙を見せながらそう答える。とロイがそれを聞いて考える。
「・・・じゃあ、どっちがグレニス少尉と戦う?」
、私が・・・」

























「俺は、さんと戦ってみたいです!」



























 ロイ達が話し合っていると、グレニスがそう言ってきた。二人してグレニスを見ると、何かやる気に満ちた顔をしていて話を続ける。

「俺、さんとお手合わせ願ったことがないんです。これでも俺は武術なら自信があります!是非、大将であるさんと戦ってみたいんです!」

 言い終わってから『お願いします!』と深々と頭を下げる。その様子を見てとロイが見合わせたが、が一歩前に出る。
「わかったわ・・・グレニス少尉、私と戦ってください」
「!ありがとうございます、さん!」
本当に嬉しそうな顔をしてグレニスが顔を上げる。

、大丈夫か?」

「何が?」

「グレニスは階級が低くても男の軍人・・・いくら君でも・・・」

「ロイ、私も部下の実力を知りたいわ。そういう理由もあるから・・・いい?」

 最もらしい理由を言われてロイはに微笑み、承諾し、少し離れた。それを見てからはグレニスと向き合って構える。
「グレニス少尉、手加減しないで来なさい。私は貴方の実力を見たいわ」
「・・・わかりました。お願いします」
グレニスもに言った後、構える。そして、しばらくの沈黙が続き、建物にいた鳥が羽ばたいたと同時に二人が動き出す。










そう・・・これが戦闘開始の合図だった。



















あとがき
 グレニスさんだけ出してみました(笑)
今度、アキストも出したいなぁ…(遠い目)
それにしても…最近話が短いわ…;;
                                  2005.07.28


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