Blot ―Vol.4―
無限城に足を踏み入れてから無意識のうちに士度と花月、それに銀次はを守る様に歩いていた。
「・・・ねぇ、お三方?私は大丈夫だから仕事に専念してね?」
が静かにそう言った。だが、花月は少し心配そうな顔をしてに言った。
「ですが、此処は貴女が思っている以上に危険なんです。ですから・・・」
「私が何も知らないと思って?」
花月はの言い方に何か引っかかった。『何も知らないと思って』・・・それは、がこの無限城に来たことがあるということなのだろうか・・・それとも、また『情報』で?花月は一人考えていたが、そうも言ってられなくなっていた。
「・・・蛮ちゃん」
「あぁ・・・囲まれてるな」
無限城に来て早々、ジャンクキッズと思われる人物達に囲まれた。人数も半端ではない。
「さん、気をつけてくださいね」
「分かってるって。それじゃ、主戦チーム頑張ってね♪」
「・・・てめぇ・・・」
蛮はへらへらとしているを少し睨んだが、すぐに殺気が向けられた。
「てめぇら、金目のものおいてとっととうせろ!!」
何ともお決まりの台詞過ぎては溜息を付きそうになった。
「ぅわー、蛮ちゃん?この人達どうする?」
「素直に通してくれねぇんだったら闘うだろ」
蛮が殺気を放った。それだけでジャンクキッズ達は立ちすくんだが、すぐにリーダーらしき人物が大声で叫んだ。
「歯向かうつもりらしいな・・・野郎共、やっちまえ!!」
『おぉ!!』という雄たけびにも似た声を上げながら一斉に襲い掛かってきた。蛮達も戦闘体勢に入った。
「めんどくせぇな!!」
そう言いながらもちゃんと敵を倒していく蛮。
「しょうがないって!蛮ちゃん!!」
銀次も電撃をうまく使いながら気絶程度ですませている。
「黙って闘えってのか?」
士度も銀次達にツッコミながらも確実に急所を狙っていた。
「女にまで容赦ないのね!」
香水を使いながらうまく敵の数を減らす卑弥呼。
「みなさん、さんもいるんですから気をつけてくださいね?」
花月も一回で大人数を弦で相手にしていた。
「(これが・・・この人達の闘い方か)」
はみんなの闘い方を見ていた。どうやって倒してどのような手段で相手をするのか。少しずつのパソコンの中にもデータが蓄積されていく。
「こんなところにも女がいるぜぇ?」
パソコンを弄っていたの後から声がした。ジャンクキッズが二人いたのだ。
「よく見ると結構可愛いじゃねーか」
「それはどうも」
「ちょっと俺等の相手しないか?どうせあいつらもすぐにくたばる」
「それはどうかな?こんなところで私を誘うよりも手伝ったほうがいいんじゃない?」
「いいから来いって」
片割れがの腕を引っ張った。
「・・・!?!!」
ここまで来てがジャンクキッズといることに気が付き、急いで駆け寄ろうとした。
―ドスン!!―
明らかに敵が倒れる音ではなく、何かが叩き落されたような音がした。大体倒し終わって花月や士度、銀次までもその方向に目を向けた。
「初対面の腕を掴まないでよ。失礼でしょ?」
そこには何が起こったのか分からないという倒されたジャンクキッズと呆気に取られている片割れの男、そして『全く!』とちょっと怒りながら倒された男を見ているの姿があった。
「な・・・この女!!」
やっと我に返った男がに襲い掛かった。それを見て助けようと蛮達が動いたが。
「だから、失礼だっていってるっしょ!?」
相手の攻撃を受け流しつつ、それを自分の攻撃へと発展させた。その無駄のない動きに蛮達は驚いた。こんな動きが一般人・・・しかも女ができるのかと。
「・・・?あ、蛮達終わったの?」
は蛮達の視線に気がついてそう言った。
「あ・・・えぇ、終わりましたけど・・・」
「だったら早く行こうか★」
みんなの驚きにを気にせずに先へ進んだ。はぐれないように蛮達も急いで後を追った。
色々な場所でジャンクキッズに出会ったが、そこは蛮達で何とかこなしていた。花月と卑弥呼は闘いを蛮・銀次・士度の三人に任せてと話し合いをしていた。これからの行動などを。時々数が多すぎるときは花月や卑弥呼もサポートしていた。
「さて・・・あとはこの辺りの個室なんだけど・・・」
はパソコンを見ながら道を確認していた。
「ちゃん、何見てるの?」
「ん?この無限城の地図」
「お前、そんなものまであるのか?」
「まぁね。じゃないと迷子になっちゃうでしょ?」
パソコンの画面を蛮達に見せた。そこには、事細かに書かれた無限城の図があった。
「・・・さん。此処まで精密な地図、何処で手に入れたのですか?」
花月は驚いてに聞いた。
「えへへ、企業秘密♪・・・あ、今私達は此処にいて・・・多分このあたりに・・・」
周りを見た瞬間、全員がゾクッとした。一同は厭な気配のする方向へ目を向けた。
「やぁ」
白い服に身を包み、何を考えているのか分からない笑顔。そして、片耳に光るピアス。
「・・・鏡・・・形而か・・・」
が鏡を睨み、鏡はそんなに笑顔を向けた。
あとがき
あー…何だか無理矢理って感じι
というか、このヒロインの秘密を知らないのにそれを話すってことは難しいなぁ…。
これからこんな感じで長編が続いたりするので気長に見てください★
あ、これはまだ続きますから♪
2004.09.03
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