ドリーム小説











私が初めてアナタを見たのは先週だった。
















白と黒 Vol.1













 何処かに閉じ込められてた私は、足を怪我していて動けない状態。毎日同じ窓から同じ空を見てるだけ・・・自分の名前も何処から来たのかも分からない私。ただ、空の青さは誰よりも知っていた。けど、そんなある日・・・





―ドサッ―





 何かが落ちる音がした。何処からだろうと周りを見たら・・・。

























「このようなところに・・・可愛らしいですね」



























 目の前には、赤い血が付いた武器を持った人が立ってた。

「クス・・・足を怪我しているのですね?」

 私が居る檻をガラガラと切り裂き、私の足を見てくれた。その間、私はその人が綺麗で目が離せなかった。そんな私の視線に気が付いたのか、視線を足から私の目に向けてきた。

「しばらくは治療が必要ですね・・・私と一緒に来ますか?」

 私はその優雅な仕草に思わずその人の側に行ってしまった。すると、服から鉄の匂いが・・・血の匂いがした。これは、今付いたばかりではなく、もう身に染み付いた匂い・・・。

「どうかしましたか?」

 私が止まっていることが不思議だったのか、声をかけてきた。私がその人に顔を向けたとき、その人を殺そうと刃物を持った男が腕を振り上げていた。私は『危ない!』と声をかけようとしたけど・・・。















―シュッ・・・ドサッ―















 鋭く風を切る音と、何かが落ちる音がした。その正体は、先程の男の人だと分かった。










「全く・・・私と知って攻撃をしてきたのですかね・・・」










 その人は、血を見ること以前に人を殺すことに慣れているんだとすぐに分かった。

「おや、血が付いてしまいましたか?」

 こんなに普通に接してくる。私は『大丈夫』と言葉に出来なくてただ頷いた。

「そうですか・・・では、早速私のところに行きましょうか」

 私を抱き上げながらその人は歩き始めた。辺りは血の海・・・血の匂いが気分を悪くさせる。

「あぁ、私は赤屍蔵人・・・アナタのお名前は?」

 自分の名前も何も分からなかったので黙っていたら、赤屍さんは少し考えてから言ってきた。

























「では、アナタはでいいですか?」



























 私は自分がと呼ばれることが嬉しくて大きく頷いた。すると、赤屍さんもほっとしたように微笑んだ。

さん、これからよろしくお願いしますね」

 優しく微笑む赤屍さんは綺麗でドキドキしたけど・・・このドキドキは恋じゃない。まして、好意でもない・・・ただ、この状況でこんなに綺麗に笑える赤屍さんに恐怖を抱いてるだけ。

「さ、早くこんなところから出ましょう・・・」

 私は、思った。こんな風に自分でしたのに普通の道を歩くように、小石を避けるように歩くこの人は・・・。

























まるで死神だ・・・と





















あとがき
 はい、何となく長編を書いてみました。
あぁ…頑張ります!!
                                  2005.07.24


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