ドリーム小説











私が初めてアナタに会ったのは先週でしたね















黒と白 Vol.1











 私は、仕事で依頼品を探していました。どうやら、この何処かに隠したらしく、それを見つけて依頼人のところに運ばなくてはいけないらしい・・・本当に、つまらない仕事ですね・・・しかも、そこには色々と貴重なものが置いてあったりして警備の人間も居ました。私は、つまらないという苛立ちと共にその警備の人間も殺していました。

























『ミャー・・・』


























 何処からか猫の声が聞こえて来て、辺りを見回すと、下の方にある檻の中から聞こえていました。警備の人間を斬った後の物音が気になってキョロキョロと辺りを見回しているみたいです。

「このようなところに・・・可愛らしいですね」

 私の声に気が付いて上を向いてきました。よく見ると、足を怪我していたのです。

「クス・・・足を怪我しているのですね?」

 私はこの場所にあまりにも不釣合いな猫が気になって檻を壊し、足の様子を診てあげました。すると、ずっと見ている視線が気になって猫に視線を向けました。

「しばらくは治療が必要ですね・・・私と一緒に来ますか?」

 聞くと、私の足元に擦り寄ってきたのです。しかし、少しして猫が動きを止めてしまいました・・・私は気になって

「どうかしましたか?」

 と声をかけると、猫が顔を上げてきた・・・その瞬間、背後の気配に気が付いて私はメスを使ってその人間をただの肉塊にしました。

「全く・・・私と知って攻撃をしてきたのですかね・・・」

 ふと、猫に視線を戻すと、白い毛並みに先程の血が付いてしまっていたのです。

「おや、血が付いてしまいましたか?」

 何となく白い毛並みに付いた血が嫌でそれを拭いました。すると、何に対してか、猫が頷いて私を見るんです。

「そうですか・・・では、早速私のところに行きましょうか」

 私は猫を抱き上げてこの場を立ち去ろうとしましたが・・・猫のことが気になってこう言いました。

「あぁ、私は赤屍蔵人・・・アナタのお名前は?」

 やはりと言うか・・・何も反応が返ってこない・・・何も名前がなくて呼ぶのは不便かと思い・・・。

























「では、アナタはでいいですか?」



























 その答えの代わりにコクン、と頷いてくれたんです。私はあまり動物と接したりすることがないので分からないのですが、妙に微笑ましく思えて笑みを浮かべてました。

さん、これからよろしくお願いしますね・・・さ、早くこんなところから出ましょうね・・・」

 何故『よろしくお願いしますね』と言ったのか・・・こんなに猫の治療をするのか・・・全く理解できませんでした。

























私の前に

真っ白な子猫が現れたのです・・・






















あとがき
 こちらは『白と黒』の赤屍バージョンです。
赤屍さんの心境を語りたいと思ってます。
                                  2005.07.24


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