ドリーム小説











出会った次の日・・・















黒と白 Vol.2











 一通り診察を終わらせた後、まだ眠っているをベッドに残して私は飲み物を飲みにキッチンに向かおうとしたら・・・。





「ミャッ!!」





 何をしたのか分からなかったのですが、様子を見に行くと、さんがベッドの上で転んでいたのです。
「おやおや・・・大丈夫ですか?」
私はさんを抱き上げながら声をかけました。
「クス、さ、朝食が出来てますよ」
お腹が空いているといけないと思ったので用意しておいた朝食をその子に出すと、喜んで食べ始めてくれました。
「そういえば、アナタが寝ている間に足を見せていただきました・・・あと一週間は安静にしていてくださいね?」
さんの足を撫でながら言ってみたが、どうやら食べることに夢中らしく、全然こちらを見ませんね・・・そこが猫らしいと言えますが。たださんが食事をする音だけが響くこの空間がやけに暖かく感じたんです・・・。











 しばらくして、私が朝食の後片付けをしていると、さんがうとうとしているらしく、頭がふらふらしていました。このままだと危ないと思い、またベッドに寝かせたんです。
「今までの疲れが残ってるんでしょう・・・また眠るといいですよ」
私が頭を撫でてあげると、安心したように欠伸をして、眠りに堕ちるようにすぐに大人しくなったんです。柄にもなく可愛い、などと思っていましたが、そのままさんは次の日の昼過ぎくらいまで眠っていました。




















 さんが歩けるようになったのは出会ってから四日後のこと・・・流石は動物の治癒力といったところでしょうか・・・。
「なかなかの回復力ですね・・・私も驚きました」
そう言いながら頭を撫でてあげると、その手に擦り寄ってきたんです。その様子が可愛らしくて思わず口にしていました。
「こうしていると本当にさんが可愛く思えてきますよ・・・アナタも此処まで回復をしているならもう安心ですね・・・私はそろそろ仕事に行きましょうか」
そう呟くと、いきなりさんが私の腕を口で引っ張ってきたのです。驚きながらさんの名前を呼ぶと、尻尾を丸めてベッドから降りてしまったのです。この様子は・・・。

























「待ってください」



























 多分そうなのでしょう、と思いながら私はさんを膝の上に座らせ、頭を撫でてあげました。
「何故逃げるんです?私が居なくなって寂しいのでしょう?私にそこまで好意を寄せてくださって嬉しいですよ・・・他の人は私に怯えますから」
そう言うと、さんが不思議がって私の方を見てきました。
「アナタがこうして私と一緒に居てくださるのが何よりも嬉しいですよ・・・」
本当にそう思えてきたのは何故でしょう・・・ただ、単にこの猫が私に甘えてくるから?珍しいから?理由はわからなかったが、はっきり言えることがあったんです。それは・・・
「クス・・・さん、私は仕事に行きますが、すぐに戻りますよ・・・いいですね?」
こうやって私の後を追ってくるその姿を愛おしく思えるということ。身支度をしている間も、玄関に向かう間もずっと一緒にいてくださる・・・。





「では、行ってきます」





 私がドアを閉めて姿が見えなくなるまでさんの視線が私に向いていたことが分かるんです。

























すぐに戻りたい衝動に駆られてしまう・・・





















あとがき
 第二弾〜♪
赤屍さんは猫好き(笑)かな…と思ってます!!
というか、赤屍さんが猫…(ゲフン)
                                  2005.07.24


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