戦闘 ―前編―
あれから、の必需品などを買って街を出た。そして、ジープの上で悟空と悟浄が騒いでいたのだ。
「だぁから、悟空!!てめぇちゃんと近いんだよ!!」
「うっせーな悟浄!!俺はを悟浄から護ってるんだよ!!」
「何だと!?」
「あら、悟空。頼りになるね」
は悟空の頭を撫でながら微笑んで言った。悟空はますます張り切ってを護ると心の中で誓った。
「ちょ・・・ちゃん〜・・・」
「何よ。初日から女性の肩を抱く節操なしの悟浄さん?」
その一言でジープの上は固まった。はお構いなし。
「・・・ぷっ。あっははは!!悟浄だっせー!!」
「さんもなかなか言いますねぇ」
悟空と八戒はいつものごとく笑っている。だが、三蔵までもが肩を揺らして笑いを堪えていることが悟浄にとってはとてつもない屈辱。
「何三蔵笑ってるんだよ!!」
「ふん・・・その通りだと思ったからだ。この節操なし河童」
「なっ・・・」
悟浄はそれ以上言うと、また墓穴を掘りそうなので口を閉ざした。は騒がしい一行だなぁ・・・と心の中で思ってそのまま目を閉ざした。目を閉じていると・・・。
「・・・?」
目を開けてあたりを見回した。突然のことなので悟浄や悟空は何だか分からなかった。
「?」
「どうかしたの?」
そんな二人の質問に答えず、右の方向に視線を向けていた。八戒も気になり始めて声をかけようとしたが。
「・・・八戒止めろ」
三蔵が八戒にジープを止めるように指示をだした。この一言で八戒は何が起ころうとしているのか察しが付いた。黙ってジープを止めると、がジープから飛び降りた。
「お・・・おい、」
「妖気・・・」
悟空と悟浄もここまできてやっと気配を感じた。八戒も同じだろう。三蔵は一応『玄奘三蔵』ということで妖気には敏感だったので先程の一言のときに気が付いた。
「4・・・いや、50はいる」
はっきりとそう言う。三蔵よりも先にこの妖気に気付いたと言うのだろうか。三蔵はを暫く見ていた。すると、すぐに近くの茂みがガサガサと鳴り始めた。
「ひゃはは!三蔵一行!!今日こそ経文を頂くぞ!!」
厭な笑い方をしながら妖怪が出てきた。
「!ここは俺達に任せてお前はジープのところで隠れてろ!!」
もうすっかりナイト気取りの悟空はにそう言って後ろに押した。は仕方ない、といった感じでジープの近くに行った。
「じゃ、今日の運動と行きますか?」
悟浄がふざけて言う。
「俺、腹減るのだけは嫌だからな!」
悟空が本当に嫌そうに如意棒を構えた。
「あはは、皆さんしょうがないでしょう?」
二人の言葉を笑いながら流す八戒。
「さっさと片付けるぞ」
三蔵が会話を断ち切って妖怪に銃を向けた。
「経文を渡せ―――――!!」
一斉に襲い掛かってきた。いつもの様に三蔵達は妖怪を次々と倒していく。はジープの陰からその闘いを見ていた。
「わ・・・みんな意外と強い・・・と言うか、三蔵様はあれだね。法衣を着てないと坊さんに見えない・・・」
一人で観察をしていると、背後から二体ほどの妖気が感じた。
「女、てめぇも三蔵一行の一味か!!」
「なら死ねぇ!!」
の意見も聞かずに妖怪は二体同時に襲い掛かってきた。その様子が視界に入った悟空は驚いて駆け寄ろうとした。
「!!!」
悟空の如意棒を伸ばしても間に合わない。もう駄目かと思ったとき。
―ザシュッ―
何かが切られる音がした。
あとがき
新シリーズ始まりました!!
うわー、久々な上にかなり短い!!
それに、まだヒロイン戦ってないし;
この続き…楽しみにしてくれている人…いるかなぁ?
2004.11.17
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