ご対面(悟浄ver)
突然落ちてきた女。何でも観世音菩薩サマ?が『連れてけ』とか言ってたし。まぁ、俺と悟空でキャッチしたし。よく見ると綺麗だし。俺的には一緒に行きたいなー、なんて思ってたりする。悟空が呆然と三蔵達の話を聞いて(ってか理解してないな)女を落としそうになってたから俺が女を抱えることになった。
「(うわ・・・軽すぎじゃん?)」
よく言う『背中に羽根が生えてんじゃない?』みたいな軽さ。驚いたけど、更に驚いたのは予想以上に綺麗だったこと。睫毛長いし髪も俺よりは赤くないけど・・・まぁ赤茶だな。白い肌に映えてスッゲー綺麗。思わずこの悟浄サマ、見惚れちゃったよ。そんなことを思ってる間に話は終わったらしく、菩薩サマはいないし、三蔵はもうジープに移動中。それに気付いて俺も後に続く。
「猿!さっさと来い!!」
「・・・ぅえ!?あぁ、待てよ!!」
あぁ・・・やっぱ分かってなかったんだ。この猿は。
次の日になっても女は目を覚まさなかった。八戒と交代で看病しててちょっと夜更かし気味だったけど、三蔵が『マルボロ』と偉そうに言って八戒も『あ、お買い物してきてください。僕はまだこの子を看病してるんで』って押し付けやがった。猿はどっか行ってるしよ・・・あーあ、悟浄、お疲れモード?まぁ、八戒の笑顔が怖かったから大人しく行ったけどね。
暫くしてメモに書いてあったものを全て買って宿に帰ってきたら話し声が聞こえた。それは、あの女が寝てた部屋。どうやら目を覚ましたらしい。
―ガチャ―
あ、ノック忘れた。まぁいっか。
「お、何?その子目ぇ覚ましたの?」
部屋に入って女が驚いてる顔を見てそう言った。八戒は少し呆れた様子で俺を見てた。ノックしなくてスミマセンネェ。
「おかえりなさい、悟浄」
「あぁ・・・って、へぇ・・・よく見ると可愛いじゃん」
何か考えてる様子だったけど、そんな仕草が可愛かった・・・ん?昨日までは綺麗だって思ったけど、こうやって起きてると、さっきの驚いた顔といい今の考えてる顔といい・・・動作は可愛いなー。まぁ、いつまでも考えられてもお近づきになれないし。気付いてもらえるように俺は顔を近づけた。それに驚いたらしい。可愛い可愛い。
「俺、沙悟浄っていうんだけど、綺麗なお嬢さんのお名前は?」
・・・お。ちょっと顔赤くなった。こりゃ脈ありか?それだったらラッキーなんだけどなぁ・・・。けど、少しすると、何かに気付いたらしく、まじめな顔になった。
「私はです」
あ・・・やべ。マジで可愛い。ちょっと照れたように、んでもっておしとやかな笑顔でさ・・・俺の周りに居ないタイプの女。こういうのもマジでいいかも・・・。
「・・・やーっぱ笑顔も可愛い!ねぇ、今日これから俺と出かけない?」
「え?」
「悟浄、さんはまだ病み上がりなんですから」
マジで言ってみたけど・・・八戒の笑顔が怖くて俺はチャンの肩から手をどけてちょっと離れた。すると、ドアが勢いよく開いた。
「なぁ、八戒!その子、まだ目・・・って、起きてるじゃん!」
悟空・・・おまえ、何処行ってたんだよ!お前がいなくて俺は一人で買い物に行く羽目になったんだからな!!って言いたかったけど、それより早くチャンのそばに行った。
「なぁなぁ!お前、何て名前?俺、孫悟空って言うんだ!」
「私はだよ」
また笑顔で答える。それと同時に悟空の頭を撫でてる。悟空も嬉しいのか嬉しそうに笑ってる・・・おい、猿!!
「何、小猿ちゃん。ちゃん独り占め?」
「なんだよ、エロ河童!」
「んだと!?」
でもさ、本当にそうだよな〜。悟空何もしてねーのに気に入られて・・・お子ちゃまはこれだからいいよなぁ。
「おい」
わーお・・・三蔵サマ・・・ご登場?しかも、何でかもうハリセン持ってるし・・・;
「騒がしいと思って来てみりゃやっぱりお前らか!!」
気持ちいいくらいに綺麗にハリセンが決まった。しかも、俺と悟空の頭に。それが痛いのなんのって・・・(涙)
「おい」
あら、いつの間にか三蔵チャンの近くにいるし・・・ねぇねぇ八戒?あれはいいの?あれは。
「てめぇは何で空から降ってきたんだよ」
「え?」
「そうですね。さん?理由を聞かせてくれますか?」
あ、それは俺も気になった。まさか、マジでコウノトリが運んできたわけじゃあるまいしな。だから俺は大人しくその話を聞いてた。
「・・・突然観世音菩薩が現れて・・・私を三蔵一行のところに連れて行くって言ったんだけど・・・突然私は貴方達がいる空のに放りだされてそのまま落ちたの」
・・・えーっと・・・ってことは?結局はまた観世音菩薩サマが関わってて?チャンは無理矢理落とされたの?てか、菩薩サマってば無茶するなぁ・・・。
「なるほど・・・;」
「あの・・・観世音菩薩はああ言ってたのですが・・・この旅に同行してもいいですか?」
チャンが不安そうに聞いてきたけど・・・俺の中では答え決まってるし。
「俺は大歓迎v特にちゃんみたいに可愛い子はね♪」
コレは本音。だぁって、マジ可愛いし、名前しか知らないで『はい、さようなら』ってのは勿体無いっしょ?
「折角に会えたんだから一緒にいたい!!」
「僕もさんをここに置いていくのは心配です。三蔵、連れて行ってもいいですよね?」
悟空も八戒もOKらしい。八戒は自分の答えを言いながら最後に三蔵に質問してる。まぁ、これはもう確認としかいえないか。
「あの・・・」
心配そうに三蔵の様子を見てるし。
「・・・勝手にしろ」
三蔵ったら素直じゃないねー。こいつがこんなこと言うなんて有り得ない。いつもなら『足手まといはいらねぇ』とか言って直ぐ置いてくんだけどね。今回はちょっと違うみたい。
「さん?」
「あ、はい」
「これからもよろしくお願いしますね」
そうそう、これからはチャンも俺らの仲間。あー、楽しくなりそうだな♪
何でか心が躍る
突然降ってきたから?
チャンが周りに居る女と違うから?
まぁ、そんなことはどうでもいっか
今はチャンという仲間が出来たってことで
あとがき
またまた…こちらも最遊記U『ご対面』の悟浄バージョン。
あー、悟浄大好きだ!!!
もう本当に書いてて楽しいよ〜vvv
2004.09.22
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