ドリーム小説
会話
に呆気に取られていたテニス部員で一番に動いたのは日吉だった。日吉は、ジローをから受け取って部室へと運んでいった。は、見送ってから跡部達を見る。
「ねぇ、さっきも言ったけど、此処が男子テニス部だよね?」
また睨んで同じ質問をした。
「あ・・・あぁ、男子テニス部やけど・・・何なんや?」
「今持ってきた男子が此処まで運んでって私に言ってきたの。だから此処に届けたの。どんな教育してんだよ!」
教育って・・・;誰もがそう思ったが、が怒っているのであえて口にしなかった。しかし、それとは別の言葉を跡部が発した。
「お前・・・何様のつもりだ?アーン?」
睨みながら跡部がの前に立つ。も負けずに睨み続けながら一言言う。
「あんたこそ何様のつもりだ?アーン?」
同じことだった。突然のことに思わず噴出してしまうレギュラー陣。跡部は『黙れ!』と一言怒鳴るが、笑い出したら止まらないようで忍足が跡部の横にやって来た。
「あ・・・跡部・・・す、少しは・・・クク・・・落ち着ぃ・・・」
「笑いながら言うな!!」
「ちょっと!私を無視するな!!」
は跡部の胸倉を掴んで言う。今まで笑っていた部員が一気に青ざめる。
「お・・・おい!お前、何やって・・・」
「部長、落ち着いてください!!」
宍戸がの手を掴み、長太郎が跡部にそう言う。
「てめぇ・・・」
「全く・・・あの噂の氷帝男子テニス部だって聞いて期待してきたのに・・・」
「噂って・・・そういえばお前、私服やな・・・氷帝に何しに来たん?」
忍足が改めてを見てそう聞く。今度は落ち着いたらしく、はその質問に素直に答える。
「私、今度此処に転入してくる予定なんだよね」
「転入?」
「うん、あ、私は。二年だよ」
「あ、俺と同じですね」
学年を聞いて長太郎が反応をした。は『そうなんだー』と少し笑顔で答える。
「・・・笑うと可愛いやんか」
「そりゃどーも」
「で?結局てめーは何しに来たんだよ?」
まだ不機嫌そうに跡部が聞くと、長太郎がすかさず宥める。そんな様子にため息を付いてはまた話を進める。
「男子テニス部の様子を見に来たの」
「え、男子テニス部の?」
「そうだよ?ちょっと転入する前にどんな部活かと思ってね♪」
テニスコートを見回しながらそう説明をする。
「・・・だったらもう見ただろーが。さっさと出て行け。関係者以外立ち入り禁止だ」
「跡部、もうちょっと優しく言うたらえぇのに・・・」
苦笑をしながら忍足が跡部を見る。は、その時忍足が上げた右手にラケットが握られてるのに気が付いた。
「そういえば・・・まだ部員の練習風景見てない・・・」
「練習風景を見てないって・・・お前、何の為に??」
岳人が気になって聞いてみた。だが、はその質問にはこう答えた。
「ナイショ♪」
少しして、跡部が勝手に部室に篭ってしまった。それをいいことに、そのままコートを見学することにした。案内役に同い年の長太郎をつけた。
「案内って言っても・・・先輩達が練習してるところだけどね」
「それでも嬉しいよ、ありがとう」
また笑顔でお礼を言ってきた。長太郎は少しドキドキしながらも練習風景を見ることにした。一人ずつ紹介をしながら歩いていく。その間のは、真剣に練習姿を見ていた。
「・・・そういえば、さんってどうしてそんなに真剣に練習風景を見たがるの?」
「あぁ・・・私のことはでいいよ?練習風景を見る・・・まぁ、テニスが好きだってことで♪」
「さん?」
何か他の意味があるような気がしたが、あえて触れないようにした。
「お、なんや?もう案内終わったんか?」
一回りして部室前に戻ると、忍足と岳人がと長太郎のところへ向かってきた。
「あ、どうもお騒がせしました〜♪」
が笑顔で一言言ってその場に座った。長太郎や忍足、岳人も何故かその場に座ってしまったのだ。
「・・・そう言えば、お前そろそろ此処出ないとやばいぞ?」
「何で?」
岳人の言葉に首をかしげながらはそう言って岳人を見る。
「だって、職員会議とかもう終わってもいい時間だしよ。今日監督が来るって言ってたんだよ」
「岳人、それほんまかいな?」
少し嫌そうな顔をして忍足は岳人に確認すると、岳人はコクンッと頷いて立ち上がる。
「だから・・・」
「あ、私はいいの。その辺りは榊先生も知ってるから」
「「「は!?」」」
ケロッと言うに一斉に視線を向けて驚く三人。
「さん?知ってるって・・・どういうことですか?」
「あれ?この様子だとまだ何も聞いてないんですか??」
「あーん?どういうことだ?」
跡部がそう聞くと・・・。
「お前達、何をしている?」
榊が登場してきた。
あとがき
…だんだんと嫌な性格のヒロインになっちゃったなぁ;;
本当はもうちょっと大人しいはずなのに…?
でも、まだまだ続くので飽きずに読んでください♪
2005.03.11
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