始まりのきっかけは〜・・・長太郎から!



 学校が終わって帰る人々が騒ぎ出している時間のことだった。


「ねー、?」

「どうかしたの、

「今日さぁ・・・どうしてもテニス部の応援に行きたいから掃除、代わってくれない!?」

「テニス部・・・あぁ、今日はあの跡部先輩の練習があるっては前から騒いでたよね・・・?」

「そうなの!だからお願い!」

「クス・・・うん、いいよー」

「ありがとう、!!」


 は、ゴミ袋をに渡して早々と教室を出て行った。それをのほほんと見送っていると呼ばれたこの女子・・・名前は静崎(しずさきかおり)。実は、女子テニス部の部員で、一応レギュラーにいるのだ。しかし、男子テニス部があまりに人気があるので影が薄くなっている。先ほど、跡部が練習をするという情報も同じクラスの鳳長太郎からいただいた情報であり、それをまた跡部ファンのに教えてあげたのだ。はとても友達想いで、おっとりとした性格なのであった。
「本当に跡部先輩が好きなんだなぁ・・・さて、私もこのごみを片して早く部活に行こうかな・・・」
よいしょ、とゴミ袋を持って歩き出した。

























 その頃、男子テニス部では・・・
「キャー!跡部様!!」
「頑張ってぇ!」
女子の声が近所迷惑だというくらい大きく聞こえていた。そんな中、平然と練習をしているレギュラー陣。さすがである!
「ほんま、いっつもあの子ら練習を見て飽きないんやなぁ」
「けどよー、いつも以上に人数が多いのって絶対跡部が練習するからだぞ!」
「せやな・・・けど、何でそないなこと知っとるんや?」
「知るかよ!くそくそっ!」
忍足と岳人がコートを使われていて練習ができず、休憩を兼ねて座って女子を観察していた。

「お、あの子・・・」

「どうかしたか?」

「足が綺麗やなぁ♪」

「・・・またかよ!!」

 漫才みたいな二人だが、これが結構女子に受けて人気があるのだ。というか、この部活は基本的にレギュラー陣の人気が半端ではないので女子がこんなに見学にきているのだ。それに馴染んでいる彼等もただの中学生には見えないのだ(笑)
「おら!もうお終いか?」
テニスボールの音が聞こえたと思ったらすぐに偉そうにそういう声が聞こえた。その瞬間・・・。










「跡部様、カッコイイー!」

「やだぁ!こっちむいてぇ!!」










 女子の声が一段と大きくなる。そう、この部活の部長、跡部景吾だ!この男が今、試合をやっていたらしく・・・しかも勝ったらしい。
「ふん・・・」
キラキラとバラを背負っているような姿で髪を掻き揚げる。その仕草だけでも女子は声を上げるのだ。
「・・・ほんま・・・あいつには敵わんなぁ・・・ん?」
「何だ、どうかしたのか??」
その跡部の様子を呆れながら見ていると、忍足の視界の隅に何かが動いた。その所為で変な声を出して、岳人に質問をされたのだ。
「いや・・・あれ、長太郎やん」
「は?」
ほら、と指をその方向に向けると、こっそりとテニスコートを抜けている長太郎の姿が窺えた。
「何してんやろ・・・」
「俺達、今練習できないし・・・」
「「追ってみるか!」」
面白半分で忍足達は長太郎の後を追うことにした。

























 男子テニスコートとは違って小さなテニスコート。ここは女子テニス部。部員も少なく、大会に出てもあまりいいところまで行かないのが残念なところだ。そんな中、純粋にテニスが好きなは壁に向かって練習をしていた。
「・・・あ、またやってますね?」
壁打ちを中断して振り向くと、そこには自分と同じ学年の長太郎がいた。
「長太郎?また来てくれたの?」
ニコッと微笑んでタオルを首にかける。長太郎もニコニコ笑ってを見ている。
「うん、俺の部活はテニスコートはたくさんあるけど、ほら、部員も多いから大変なんだよ・・・」
「私の部活は部員が少ないからちょうどいいんだよね」
二人は笑いあって話をしていた。
 長太郎が彼女を始めて見たのは、ランニングをしている時にの練習姿を見かけたからだ。ひたすら壁に向かって練習をしている姿が綺麗だったのであるとき声をかけたのだ。










『あの・・・貴女は女子テニス部の人ですよね?』

『え・・・?そうですけど・・・貴方は確か、鳳君だよね?』

『知っていてくれたんですか?』

『勿論。だって、有名じゃない』










 長太郎に笑顔を向けてくれた。長太郎はその笑顔が忘れられず、何度も女子テニス部に訪ねていたのだ。そうしていくうちに、と同い年だということが判明して急速に仲良くなったのだ。

























 他愛のない話をしながらそんなことを思い出していた長太郎。すると、は長太郎を呼んだ。

「ねぇねぇ、たまには一緒に打ち合わない?」

「え・・・俺とですか!?」

「そうだけど・・・やっぱり私じゃ相手にならないかな・・・」

「そんなことないよ!一緒に練習をしようか!俺もラケット持ってるし!」

「うん、ありがとう」

 はやわらかく微笑んで早速練習の準備を始める。

























「な・・・何やねん!あのめっちゃ可愛ぇ子!!」

「あいつ、今まで俺らに内緒だったのかよ!?」

「こうしちゃおれんな・・・俺らも行くで!」

「当たり前だ!!」




















「(、可愛いなぁ・・・♪こんな可愛い子が跡部部長や忍足先輩に見つかったらすぐにライバルが増えちゃうから絶対に内緒にしておくんだ♪)」

「長太郎―?準備できたよ!」

「あ、はい!すぐに行きます!!」










長太郎!君の秘密もあと数秒でばれてしまうぞ!さぁ、これからのの運命やいかに!!



















あとがき
 
こちらは、オレの友人である紫苑様と一緒に始めようと思うリレー小説みたいなものです!
オレ…テニプリのキャラを把握してないのにいいのかな…とか内心ビクビクものです(苦笑)
これからもこんな感じで続けていけたらいいなぁ!と思っているので紫苑様、そして読者の皆様!よろしくお願いします!!!
                                  2005.01.14

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