寝起き

 

 日差しがいい具合に差し込んできた。それによって蛮は目を覚ました。

「・・・朝・・・?」

少し寝ぼけているが、すぐに覚醒する。そして、周りを見ると。

「あー・・・歩けないじゃんか・・・」

そう、前日は久しぶりに仕事がうまくいってお祝いをしていた。そこに、花月・十兵衛・士度・笑師がやって来て結局パーティになってしまったのだ。

「ったく・・・!?」

蛮がサングラスをかけたとき、右側で物音がした。視線を向けると、そこには笑師がいた。

「ドリフ?何して・・・!!?」

笑師に問いかけたら、耳まで真っ赤にしている笑師。

「な・・・ドリフ、気持ち悪いぞ!?」

「あ、起きたんか〜♪」

何だか上機嫌な笑師。蛮は何をみていたのか気になって覗いたら。

「・・・///!!!!?」

「なんや、あんさんも十分キモいで〜?」

「てめぇ!ずっと見てたのかよ!!」

蛮と笑師の前にはまだ寝ている士度。ココまでの説明なら多分普通に聞こえる。だが、士度の服装に問題があった。それは、珍しくハイネックでない服を着ていてシャツのボタンが上から二つくらい外れていて鎖骨が見ていた。バンダナもしていない上、髪も少し下りている。いつもと違う士度は何だか・・・。


























「士度はん、色っぽいやんか♪」


























 そう言いながら笑師は士度のほほにキスをした。それを蛮が見逃すはずなかった・・・ってか、ずっと士度から目が離れなかったから当たり前のことなのだが。

「あぁ!?ドリフ!!俺のモノに何してるんだよ!!」

「士度クンは誰のでもあらへん!まぁ、あえて言うなら・・・ワイのモンやねvV」

「俺とこいつは付き合ってるんだぞ!?」

「心変わりってのもあるやろ★」

そんなこんなで喧嘩をしていると・・・。

「ん・・・」

モゾッと士度が動いた。起きるかもしれないという驚きに二人は固まったが、寝返りをうっただけのようだった。また気持ち良さそうに眠っている。











「「はぁ〜・・・///!!!?」」











 二人は落ち着いて間もなく、また赤面をした。士度が自分達の方に寝返りをしたため、シャツが少しずり落ちて鎖骨だけでなく、右の肩を出す結果になって笑師と蛮は鼻血を我慢している。

「ドリフ、てめぇは見るな!!」

「なんでや!ワイかて士度クンが好きなんやで!?」

「黙れ!!」

 





















―パサ・・・―





















 

「「!!?」」

蛮と笑師が口喧嘩をしていると、士度が起きてしまった。しばらくの沈黙が続いていた。蛮と笑師は言い訳を考えていた。だが。

「・・・おはょ・・・?」

寝ぼけている士度。
















「「(可愛い・・・///)」」
















 二人は同時に思った。まだ覚醒しない士度は自分の服も気にせずに自分にかかっていた毛布を意味も分からずに握り締めて目を擦っていた。

「し・・・士度クン?」

「ん・・・?笑師か・・・??」

「・・・めっちゃ好きやで〜v士度クンvvv」

そう言いながら笑師は士度に抱きついた。それを蛮が思いっきり引き剥がす。

「ドリフ!いい加減にしやがれ!!」

「美堂はん、ワイと士度クンの甘い一時、邪魔せんでくれまっか?」

「だから・・・!?」

蛮が笑師にまた文句を言おうとしたが、それは士度の行動によって途絶えた。

「な・・・おい!猿まわし///!!」

「ねむ・・・・・・おやすみ・・・Zz」

士度は近くにいた蛮を抱えて眠ってしまった。寝ぼけていた士度はいつもの動物達と勘違いして蛮を抱えてしまったらしい。蛮は突然のことで固まってしまい、笑師はショックのあまり固まった。

「おい・・・士度!!目ぇ覚ませ///!!」

「Zz・・・」

とても気持ちよさそうに眠る士度にやられたらしい。蛮は大人しくなってしまった。

「へっ・・・起きててもこんくらい素直だったらなぁ?」

いつも恥ずかしさのためか、自分と距離を置いて側にいる士度だが、今回は自分から蛮を抱きしめてくれたので蛮はそんなことを言ってしまった。自分らしくない、と思いながらも自分も士度を抱えてしまった。そして、そのまままた静かな眠りに入った。

 



























―おまけ―

「・・・?」

士度は何だか身体が動かないと思い、目を覚ました。

「・・・・・・!?」

しばらく覚醒しなかったが、目の前にいる蛮に驚いて今度はすぐに起きた。微かな動きで蛮が起きてしまった。

「・・・何だ、もう起きたのか・・・」

残念そうにいう蛮。

「何でてめぇがここで寝てるんだよ!!」

混乱する士度。

「ワイは一生懸命止めたんで?せやのに美堂はんが無理矢理士度はんに・・・!!」

少し涙しながら語る笑師。

「な・・・おい、ドリフ!!適当なことを!!」

「ワイは事実を述べただけや!!」

士度は自分を挟んで喧嘩を始めてしまった二人に朝(というか、昼)一番の声を上げた。

「てめぇら、しばらく俺に近づくな――――――!!」

銀次達はその声で目を覚ました。

 



























余談・・・その後、一週間くらい士度は山にこもったとか。









あとがき
 えぇっと…高校時代に書いたものを少し手を加えてUPしてみました。
なんだか、この頃からオレは士蛮思考だったはずなのに…。
蛮士みたいな作品…ι
でも、これからもこんな二人でがんばっていってほしいです★(誰に言ってるんだ)
                                  2004.08.18

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